今回はNV350キャラバンのショックアブソーバーの交換をしたときの様子を紹介します。
キャンピングカーは家具や装備品が沢山搭載されているため、常に荷物を一杯積んだようなものです。
ベース車が商用車なので、もともと乗り心地は良い方ではないのに加えて、中古で購入したときにはすでに走行距離が7.8万キロを越えています。
そこで、今回は乗り心地を大きく左右すると言われるショックアブソーバーを交換しようと思い立ちました。
最も難関だったのが、なんと品物の購入です。
なにしろ、通販サイトにはこのように明らかに形状のことなる画像が『※画像はイメージです』という注意書きと共に掲載されているのです。
本当に正しい商品が届くのかどうか不安を抱えながらポチッと注文しました。
で、無事にこれが届きました。
14段階に調整できる、アレです。これにずっと憧れていたんですよねー。
早速取り付けます。
まずはリアをジャッキアップ。
ウマをかませて、いよいよ作業開始です。
リア側は上下とも17㎜のソケットレンチで外せます。
上は楽々、下はめっちゃ硬く締まっています。
左が純正。右がKYB製。
取り外した方はギュッと縮めると、ゆっくりゆっくりと元の長さに戻りました。でも、明らかに遅い。
大分へたっていました。
上と下に防錆スプレーを吹き付けます。これはメーカーがそのように指示しているそうです。
このあと、
上部ナット規定締め付けトルク:35N·m(3.6Kg-m)
下部ナット規定締め付けトルク:75N·m(7.7Kg-m)
の規定通りにトルクレンチでナットを締め付けました。
反対側も、同じように取り外して……
取り付けました。
ここまでの作業時間は約15分。不慣れな作業の割には楽勝でした。
続いてフロント側の作業を開始します。
フロント側はタイヤを取り外しての作業となります。
上部は16mmサイズ。下部は18mmサイズというあまり使われないサイズのナットで固定されています。そのため、あらかじめAmazonでメガネレンチとソケットレンチを購入しておきました。
下部のボルトナットはすぐ目の前に見えるのに、なかなか工具が届かないというジレンマを経て、ようやくこの体勢に落ち着きました。上部のナットはメガネレンチで簡単に外せました。
取り外した純正品の方は、ギュッと縮めると自力では元の長さにもどりませんでした。
かなりへたっていたようで、このタイミングで交換して本当に良かったです。
上部のロックナット規定締め付けトルク:25N·m(2.6Kg-m)
下部のボルトナット規定締め付けトルク:123N·m(13.0Kg-m)
上側は私の所有しているトルクレンチでは適合しなかったので、リア側を取り付けたときの感覚をもとに、手締めで作業しました。偶然ですが先にリア側を作業していたので良かったです。
下部はきちんとトルクレンチで確認しました。これでもかーっと言うぐらいに思いっきり締めました。
さてさて、肝心の乗り心地の感想です。
この記事を書いている時点では取り付けてから既に1ヶ月乗り続けているのですが、とても乗り心地がマイルドになった印象です。
減衰力を調整するダイヤルを前11・後ろ11にセットして、峠道を走ったらめっちゃ楽しく曲がれました。後ろに積んでいる荷物がぐちゃぐちゃに散乱したのですが……乗り心地はサイコー!
普段は前8・後ろ8にセットしています。これだと、多少カーブを曲がっても後ろの荷物は暴れません。
ショックアブソーバーを交換して本当に良かったです。
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